いぬのきもち

  • 先代犬の「富士丸」と犬との暮らしと別れを経験したライターの穴澤賢が、
    数年を経て現在は「大吉」と「福助」(どちらもミックス)との暮らしで
    感じた何気ないことを語ります。


    長い冬が終わり、ようやく八ヶ岳も春を感じるようになった。あちこちで新緑が顔を出し、花が咲き、小さな蜂が飛ぶようになった。そんな環境に2023年11月、大福と完全移住してもう2年半が経つ。


    あの時の決断は正しかった



    後悔しているかというと、まったくしていない。むしろ、あのときに決断してよかったと思っている。1番の理由は、気温である。鎌倉市腰越で、夏になると毎朝5時に眠そうな大福を叩き起こし、迷惑そうな顔される日々に耐えられなくなって完全移住したわけだが、もう夏が来ても早起きする必要はなくなった。



    標高1400メートルは、平地と比べると常に10℃ほど低い。そのため7時に起きても散歩に行けるし、なんなら昼でも犬と出かけられる。母屋にはエアコンすらなく、夜は少し肌寒くなる。だから犬にとってはパラダイスである。


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